ニンビンYOKOのジャランバー便り

2003年12月24日

暑い。とにかく今のニンベンは暑い!
連日37度。このところ熱帯夜続き。

天気にも増して熱いのがジャランバーの10周年記念パーティー企画
ジャランバーは来年3月か4月に10歳の誕生日をむかえる。

なぜ3月か4月なのか?

それは人によってどの時点でジャランバー誕生!とするか見解がわかれているから。

とにかく3月か4月にパーティーが行われるということは決まった。
現在掲示板にパーティーの企画募集中。
このアイディア掲示板上で熱いバトル?が繰り広げられている。

<音楽>
         ローカルのバンドの参加希望!
         アコースティックのみの音楽希望
         (ギンギン)ロックバンドのみ希望!
         ベイシティローラーズを呼ぼう!

音楽ひとつとってもこの始末

自称パーティー企画委員会はしきりに
「パーティー企画に意見を求む!」とチラシを配り回っているが

そんなに意見を集めていると

まとめているうちに記念日が過ぎ去ってしまのではないだろうか
(ほんとうにそんなこともありそうだからこわい)

とりあえずは記念パーティーバトルも猛暑のクリスマスを目前に
ひと息ついている様子ではある

※暗闇に光るおんぶポッサムの目(わかるかなあ!?)→

我が家のお勝手口の緑の屋根に美味しい葡萄が実った

熊本からTAOさんが訪ねて来てくれた頃は

一枚の葉もなく おひさまのあたたかい光をベランダに運んでくれていた
透明の屋根をぶどうの葉が覆いつくし木陰をつくってくれている。

先日訪ねてくれた沖縄のシマプロジェクトのふたりに緑の夏屋根の説明した時に

「これ、大きくなってるように見えても熟すまで結構時間がかかるんだよね。年明けかなぁ、食べられるのは。」と言ったその夜、屋根を走る足音!ポッサムだ!二階に欠け上って窓を開けると案の定、暗闇に光る2対の目!子供をおぶったお母さんポッサムがぶどうを狙いにきた!

、、、てことはと次の朝よく見てみると、、薄紫色に変わって来た実を食べてみたらちゃんと熟しているではありませんか。シマプロ君たち、ごめんね。

実はあの葡萄は食べられたのでした。

夏至の夜、日本のナマケモノ倶楽部の自主停電キャンドルナイトの呼びかけに応えて我が家でも2時間自主停電を実施
「停電だから我慢しなきゃねー。」と扇風機も天井のファンも止めて「君たちも我慢ねー。」と水槽のポンプも止めて(大きな水槽に小魚5匹しかいないので酸素は十分です!動物愛好家の皆さん、御心配なく!)
夕飯後のひとときをキャンドルライトで過ごした。
シドニーから来ていた客人にも唐突に
「1時間後に電気を消します。シャワーや携帯の充電は今のうちに!」と宣告して(無理矢理)一緒に参加してもらった。
停電だからテレビもつけずCDもかけず、客人や夫がギターをつま弾く
庭ではコオロギとカエルの大合唱
息子に懇願されてやむなく例外を認めたクリスマスツリーの灯りと同様にまたたく夜空にちりばめられた星明かりが美しいキャンドルの灯りで過ごす夜はなぜか時がゆっくり流れる

この季節になると思い浮かぶのがJohn Lennonの唄
So this is christmas
What have you done?
Another year over
new one just began
War is over if you want it
War is over now
              皆様良いお年を

2003年9月10日

Jarlanbah 便り5  すっかりご無沙汰してしまいました(T_T)

旱魃解消宣言が出された後の今年の冬は
雨の多い冬だった。
日中もセーターが必要な時があるほど
寒くてウェットな冬。
例年は日昼Tシャツですごせるこのあたりの冬はベストシーズンなのにちょっと残念。
寒い日が多かった今年は薪ストーブが大活躍.。
薪小屋がほとんど空になった。
庭の木々も久々にもたらされた
豊富な雨水をどう扱って良いのか困っているかの様に
どんどん小川をつくり流れていってしまった。
今年は数年ぶりにごぼうに挑戦。
日本の美味しそうなごぼうの種が手に入ったので
畑に直播きと、お米の袋にも播いてみた。
お米の袋は簡易収穫の実験。
2年前に畑を上げ底式に変えて以来ごぼうは初めて。
大根がまっすぐきれいに育つ様子を見ていても
美味しいごぼうができそうな嬉しい予感。
収穫も昔の畑の時より楽にできることを期待しつつ
お正月メニューにきんぴらが加わるかも!
先日コミュニティー内の道路脇にある通称widow make。 
後家作りの木と言われる種のユーカリの大木の枝が落とされた。
(元気な木でも何の前触れも無く突然枝を落とすので気付いたら旦那が木の下敷きになっていて後家さんになっている、という逸話が名前の由来)
以前から「もしもの時に子供が下を歩いていたら、もしくはビジターが車を停めていたら」と懸念する声はきかれたものの、まぁ、東海大地震の様にいったいいつ来るのか、来ないのかわからんものなのでと放置されていた。
とりあえず道にはり出している太いものだけでも、ということで枝が祓われることになった。
実は自治会がやっと重い腰をあげたのは、無口でナイーブな住民ロジャーがコミュニティ内掲示板にあるレターチューブ(簡易郵便ポスト)に「おぉ、あのウィドウメーカーがついに意を決して地表を目指す時、ジャランバーの子供たちが大木の下で遊んでいたら、、、」という背筋が寒くなる悲しい詩を住民に配布したことがきっかけ。
担当班の人が落とした枝をご丁寧に輪切りにしていってくれたので早速ウーフ君に車で取りにいってもらって薪小屋に積み上げてもらった。
あまり全部うちで欲張って取ってもなぁ、といくつか残しておいてもらったけれど、いまだに木の下に積まれたまま。
みんな 要らないのかなぁ。
次のウーフ君にとりにいってもらっちゃおうかなぁ。
9月に入って気温がぐんぐんあがって来た。
もはやストーブに火を入れる事もなく
日昼、暖かいというよりは暑い。
日向より日陰で作業したい気分。
今日は特に気温もあがって
春特有の乾いた強い風が吹き荒れ
穏やかな「静」の季節が終わりを告げた。
木々も芽吹き草も育ちあきらかに全てのものが動き始めた。
冬の間木の上でじっとしていて見かけなかったオース トラリア大トカゲのゴアナも蛇も姿を現し、畑ではイモムシも苗をどんどん食べ出し、まだ明るいうちからカエルの大合唱も始まった。
これから雨季がくるまでは雨が有るのか無いのかわからない厳しい季節。
暑さでぐたっとしている野菜たちを見ると、我が家で唯一きれいに紅葉する富有柿のまわりをみずみずしい葉菜類が囲んでいた穏やかな6月の畑の風景が懐か しい。
これからは11時から2時の陽射しが一番強い時間は遮光クロスを菜園にかけるのが日課になる。
ニンベン村の近くにバイロンベイという有名なビーチリゾートタウンがある。
ここはオーストラリアの最東端。
野生のイルカが岬付近に住み着いていて、地元のサーファーやカヤックツアーの人々をのぞきにくる。
遠景に山並がのぞめる 長く美しいビーチは数多く訪れる観光客のみならず、地元の我々も行く度に感動するとても特別な場所だ。
ここで週末砂の城をつくる人がいる。
時間をかけて丁寧に仕上げていく、とても手の込んだ砂の城は見る者の心を奪う。
誰しも足を止めてしばしこの素晴らしい砂の城を見つめ波音を背にたたずんでいる。なぜだか「生きていて良かった。」などと感謝の念で心が温かくなるのは私だけだろうか。

2003年6月14日

先日、秋の長雨を経て、やっと旱魃解消宣言が出された。
雨季が短い夏だったが
4月、5月、6月と2週間ほどの長さで雨模様が続き
冬本番の6月半ばになって
やっと出された。
ニンベン村では地面が柔らかくなっていて
旱魃時には禁句だった
「いい加減雨、止んでくれないかな。」と
誰もが心の中でつぶやきはじめていた。
(でも口にするのはまだはばかられる)
今日は久しぶりに
からりと晴れて
美しい青空が広がった。
ジャランバーのあちらこちらに
洗濯物の万国旗があがった。
村人たちも
「良い天気だね。」と笑顔で挨拶。
そう、こういう日こそ
ニンベンは美しいところだと
実感する。

青く高い空
お昼はTシャツで快適
美しい夕焼けが始まると
薪ストーブに火を入れる
そんなこの時期がジャランバーが最高に良い時。
空には満月がのぼり
庭の蓮池を美しく照らしている。

我が家の庭で唯一
きれいに紅葉する
富有柿もほとんど
葉をおとしてしまった。

長く暑い乾期の入りにはまだふた月ほどある。
しばしマルチ計画などをたてながら
快適な冬のひとときを楽しむ今日この頃である。
追記:熊本のTAOさんが訪ねてくれた。
TAO寺子屋塾の素晴らしい活動を拝聴し
ますます「九州に行きたい!」熱にうかされている。
寺子屋塾を訪ね、子供たちとともに
各界の達人に「ハイ!」と元気に手を挙げて
いろいろな質問をぶつけたい。

2003年5月1日

果物の秋

柿の季節です。
今年は旱魃で生理摘果がはげしく
例年より枝に残った実が少ない上に
異常気象で餓えたフルーツバット(大コウモリ)が
必死に攻撃を加え
あまり収穫が望めません。

オーストラリアのフルーツバットは
とても大きな問題です。
果実がちょっと色付いた頃
ある晩突然集団で木を襲いにきます。

柿も実のひとつひとつに袋をかけます。
最初はミバエ除けに、と防水加工済みの
紙のふくろをかけたところ
その晩一気に袋ごと
食いちぎられて
実が消えてしまいました。
今年も新たに布製の袋を100枚オーダーして
シドニーから来た友人家族と
ウーファー里子ちゃんと一緒に
柿のみを覆いましたが
コウモリの必死なことったら
執念で袋に取り憑き
中の実が袋にあたっているところに
穴をあけて
実を吸い出すのです。
今年購入したばかりの袋も半分は
穴があけられてしまいました。
そうするとそこからミバエがはいりこんでしまうので
袋が再利用できなくなってしまうのです。

大コウモリはオーストラリアの動物なので
保護されています。
大きなコウモリの羽の真ん中にあるボディは
ハムスターとキツネをかけあわせたような
かんじで、結構つぶらな瞳で可愛いのですが
夜中に人が怒鳴ってもしらーん顔で
「けけけっ」と笑い?ながら
果物を襲う様は憎らしいったらありません。
オーストラリアで果樹園を経営している農場の人たちには
私たち家庭菜園族には想像のつかないほど
被害を与えています。
袋をこまめにかけて
夜起きだして
コウモリをおどして
やっと収穫した完熟の富有柿は
リッチな甘さで
四季のはっきりしない
オーストラリアにいて
秋を感じさせてくれます。
ミラクルフルーツって聞いたことありますか?
南米産の小さな木で
細長い南天の実のような鮮やかな赤い実をつけます。
なにがミラクルかって
この赤い実
口にしても特にどうってことのない
あっさりしたフルーツ
しかしミラクルはそこからです
このフルーツは舌の酸味の感覚を麻痺させるのです
だからレモンをマルかじりすると
なんととても甘い!
ライムも甘くてあまくて
やめられなくなる
ウーファー郁ちゃんと私は
どの程度酸味を消す力があるのか
ありとあらゆるすっぱいものに挑戦
お酢までコップでごくりと飲んでみました
奥で喉が小さい悲鳴をあげた気もするが
酸っぱくない!おいしい!
立ち寄った近所の人は
「このライム、甘いライムなんじゃないの?」と
半信半疑
本当にすごいミラクルなのです
雨のおかげで今年2度目の実が
小さな木に赤くつきました
去年の8月にウーフに来てくれた
元看護婦さんのあきちゃんは
我が家からオーストラリア砂漠キャンプの長旅に
出かける前に
村のパーマ屋さんで坊主刈りにし
ニンベン村の話題の人となりました。
しかしあきちゃんの坊主頭の似合うことったら!
本人も私たちもうれしくなって
持ち帰った髪の毛をまだ幼いマンゴーの木の下にマルチ!
そのおかげで今年はマンゴーが初めて1ダースほども
収穫できました。美味しかったー!
その後長旅の末、4月に帰って来てくれたあきちゃんですが
んー、残念!2月中に食べきっちゃったんだねー、これが。
夏場のウーフくんたちが皆感謝していたので
許して下さい。

こうして皆さんのおかげて
美味しい野菜と果物をいただいてます。
どうも有難う。

2003年4月1日


今年の秋は唐突に訪れた
暦による秋の初日、三月1日はとてつもない蒸し暑さだった
雨で湿った地面が真夏の太陽にじりじりと照らされて
どんどん蒸し暑くなっていった
オーストラリアには珍しく
じっとしていても汗がしみだしてくる
そんな日だった
そして夕方に大降りの夕立ち
夜雨があがってもまだ蒸し暑かった
夕飯後ジャランバー周辺を散歩した
雨雲の名残の様々な雲が空の高いところ、低いところ
至る所でピンク色に染まっていた
村の集落の向こう側に太陽が今にも沈みそうになりながら
最後の鮮烈な朱を放っていた
とっくに黒い影となっているニンベンロックスの輪郭の周囲に
いくつもの星が光る
不思議な夜だった
そして翌朝
突然に秋が訪れた
ひんやりとした涼しい空気
濃い青い空
いきなり爽やかな秋晴れとなった
スリーピングジャイアント(我が家から見える外輪山の山並)の山肌の
稜線がくっきりと浮かび上がっている
今日は一日窓とドアを開け放した
(パッシブソーラーデザインの我が家では
夏場は朝9時には家を閉め切って
夜間と早朝の冷気を天然の冷房として大事に利用するのです)

秋と初冬は一年で一番良い季節
窓もドアを開けて気分も開放的
庭の作業も爽やか

でももうしばらく
雨季が続いてくれますように
コミュニティーセンター
夕方の散歩途中に建築中のコミュニティーセンターに屋根がついていることに気付く
コミュニティーセンター
今までかつてこれほどまでに
コミュニティ住民がもめたプロジェクトはない

どんな建物にするのか
どんな目的で建てるのか
もっと根本的に
今建てる必要があるのか
延々と議論は続くが
意見がまとまらず
会合は物別れに終わる
そして再び集う
住民同士では埒があかず
外部から会議の進行役を雇って来てもらってまで
話し合いをした

それだけ皆が熱くなれるほど
コミュニティーセンターは期待されている
とも言えるし
皆妥協せず自分の思い入れを通し続けていて
大人げないとも言える

結局よくあるパターンだが
自分の意志を通そうと
粘り合い合戦になり
粘りがちした人とその人の友人サークルが中心に
コミュニティーセンターの建築は始まった
他の住民は押し切られた形で
冷ややかに横を素通りしていく
コミュニティーメンバーが
それなりに皆納得して
老いも若きもできる時に
できることを協力しあって
炊き出しも出て
筋肉パワーにおよばない人は
ムード盛り上げにまわって
音楽を奏で、、、
そんなふうに運んでほしかったなぁ

ちなみにジャランバーコミュニティーには
43区画あってすべて完売しているが
そのうち28区画が定住、3区画が週末村民である。
全自治会メンバーのうちの4割弱が
過去半年以内に区画購入した新メンバーで
その3分の1の人々はまだメルボルンや
ブリスベンなどの大都市に住んでいる
これは都市部の地価高騰によって
脱都会でのんびりライフスタイルを模索する人が増えて来ている
ため、ニンベン村でもここ半年急に土地が売れはじめたため
こんな状況の中でのコミュニティーセンター建築強行開始は
時期尚早である感が否めない
住民の出入りは常にあるもので
いつまでも待っていられないという意見もあるが
自治会費の金食いムシのプロジェクトであるがゆえに
もうすこしゆったりと構えて取り組みたかった

あるヨーロッパの伝統的な工法の大工さん友人がジャランバーを訪ねた時に
「これだけ個性のある家をそれぞれ建てている住民が
ひとつの意見にすんなりまとまるわけわない。」
と言っていた。
住まいは人を表し、彼の言うことはまったくそのとおりかもしれない
(実は彼にそう言われるまで私は『個性に欠けるありきたりな家ばっかり建ておって。
まったく!』と思っていたのでした。。。ま、普通の分譲住宅地に比べれば変わっているのだろうか?)

2003年3月1日

やっと待ち焦がれていた雨が降り出しました
2週間ほど前に降り始めた時は
どうせまた一日でやんでしまうんだろう
まさかこれで雨期が来るなんて
そんなに運が良いわけがない
そんなふうに斜に構えてみていた雨
それ以来 二日続いては一日晴れて猛烈に暑くなり
また夜に降り出して翌朝から山に重い雲と霧がたれ込め
また二日ほど続くと
突然山肌に奇跡を感じさせる後光がさし
たまっていた洗濯ものを干すとまた突然ざぁーっと強い雨足
これはまさに典型的な雨期の日々です
あんなに時間をかけて朝食前に水やりをしていたのは
何日前のことでしょうか
初めて二日雨が続いた時
ベランダで雲間にうっすらとしかみえない
眠れる巨人 Sleeping giant と呼ばれる外輪山を眺めながら
涙が出そうに 本当に大げさでなく 
泣き笑いしたくなるくらい嬉しかった
死なない程度にしか
水をあげられなかった
畑や果樹たち
ごめんね やっといっぱい水がのめるよ
そんなことを心の中でつぶやきつつ
オーストラリアの今年の旱魃はひどいものでした
農夫は皆記憶にある中で最もひどい年だといい
餌と飲み水を与えてやれなくなった家畜を
泣く泣く始末していた
内陸では行き倒れている家畜もよく見かけられた
恐ろしいほどの規模のダストストームで
表土が空高く舞い上がり
点在する街を襲い そして海へと流れていってしまう
雨は私たちの地域で降り始めた
生き返る木々や草花を見つつ
未だ雨の来ないオーストラリアの他の地方のことを思い
心苦しく 後ろめたくさえ感じた
内陸の牧場のひどい有り様をテレビで見た時は愕然とした
あれは牧草地じゃない
サラサラと砂が指の間からこぼれて落ちる砂漠だった
早くオーストラリア全土で雨が降りますように
このまま雨期に入りますようにと祈った
久しぶりに嗅ぐ 雨のにおい
しっとりと甘い匂い
突然庭でカエルたちが合唱を始める
雑草も枯れてしまってかちかちに固まっていた地面に
新しい緑が芽吹きはじめる
もう食べられるものは何も無くなってしまった
ニワトリ小屋を動かそうと
見捨てかけていた畑が急に緑に蘇る
とうに命を終えてしまったと思っていた
老いた株にみずみずしい青菜がひらく
雨がもたらすいのちの芽吹きは
自然の力強さを強く心に刻む
ひとつは空に
もうひとつは3分の一ほどに減ってしまっていた
雨水タンクがふたつとも溢れ出した

※ジャランバーはオーストラリアの東海岸の一番右に突き出したあたりにあるパーマカルチャーコミュニティーです。かつての南半球最大の外輪山の一部がなす山並に囲まれた谷間の村にあります。

2002年12月

2002年の師走いかがお過ごしですか?

こちら猛暑で水不足のオーストラリアで溶けてます。
30年ぶりの大旱魃とのことでひとも動物も草木も雨を待ちこがれて暮らす年の瀬です。

<家族>
Yoko    今年の初めにぐるりとオーストラリアを一回りする番組の仕事で、北はニューギニアの国境手前の島からぐるりと東海岸、アデレードからパースまでを4駆でドライブ!今さらながらオーストラリアの広さを実感。。。それにしても凄い風景がありますよ、オーストラリアの辺境の地には。

Nigel  ニンベン村にエコビレッジを立ち上げるべく日夜リサーチワークで新しいお気に入りのおもちゃ(?)iBookに貼り付いてます。

Sean    相変わらずパワー全開で学業に、習い事に大忙しです。空手では3月に村初のジュニア黒帯を受領(そんなことでも地元紙に記事が出てまう田舎なのでした)今では大人にまじって成人クラスで稽古を続けています。ピアノもやっと曲らしくなって自ら楽しんで練習できるようになりました。体操ではNSW州の大きな大会に参加。メダルひとつももらえずに泣きべそかいたものの大勢の観衆の前で競技する貴重な経験をしました。サッカーでは二つ年上のチームに参加。お兄ちゃんたち相手になかなか勝てないもののやっと各自のポジションをまもり多少フォーメーションらしきものを見せるようになりました。最初のチビさんチームの思いっきり自分チームゴールに蹴り入れていたころに比べれば大進歩。

<庭の様子>
 庭では柿の木、桃の木、梅プラムの木がずいぶん大きく成長したくさん実をつけています。毎晩大コウモリが果樹の間をバサバサと大きな音をたてて飛び回っています。(でも先日果樹用の袋100個が届いてみんなで袋がけしたから最低でも100個は食べられることは確実!)
ブルーベリーも今年は結構たくさんなっています。アセロラも鮮やかな赤い実がつきはじめました。そのさわやかな酸味も、可愛い白からピンクに変わる花もアセロラは庭木として本当におすすめです。
今年の雨不足は本当に深刻で、冬も終わらない8月にすでに村の家々では給水車を呼びはじめていました。
我が家でも現在超節水体制施行中。洗濯のすすぎ水をバケツにためて果樹やお花の水やりにえっさえっさと運んでいます。
日本風お庭の池も水位がぐっと下がってしまって巨大金魚たちも湯であがってしまいそう。
でも8月に大勢のウーファー諸君の協力を得て果樹園大マルチ作戦を展開したので果樹はわりと元気です。
マルチ集めのためエコビレッジ用地まで出向いてレレレのおじさん大作戦に参加してくれた皆様、苦労は報われましたよ!そして約1名マルチ不足解消のために?村のヘアサロンで坊主頭に剃って髪の毛まで提供してくれたウーフガールもいましたよ。どうも有難う。
みなさん、どうぞ良いお年を!
そしてどうかてるてる坊主パワーをオーストラリアに向けて発信してください。
雨よ降れー!(でも風はいらない!)





●Yoko & Nigel Reid●
 The Mission Jarlanbah
Nimbin NSW 2480
AUSTRALIA
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